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家のプランってわからないことだらけ…

blog2022.04.20
ホンモノの木だけを使い
素材を大切にする 自然を愛する人のための家づくり
滋賀県米原市にある
ふじもと建築です。
今回は 「家のプラン」についてです。
冬の一番寒いといわれる2月に
我が家はここ「住宅兼暮らし体験展示場」へ
引っ越しをしてきました。
家づくりをすると決めてから
何度も行き詰まりました。
プランを練ってはうまくいかず
時間をおいて修正し
やっとの思いで出来上がった我が家です。
新築に一歩踏み入れた足から伝わる木の質感は
今も鮮明に覚えています。
家づくりのプランって よくわからないまま始めませんか?
実際私もそうでした。
家の大きさもわからない…
一つ一つの部屋の広さも想像つかない…
だけど 思い描く部屋の構想が私の頭の中にあって
どうしたらいいのかわからず
私の気持ちは少し引き気味でした。
しかし 大工である旦那さんは
「どんな家がいいの?」
「1階はどうしたい?2階の部屋数は?」と
聞いてきます。
私は答えられることができず…
ついに 「んー-----。どうしたらいいのかわからん!!」と
叫びました。
旦那さんに
今感じていること、知りたいことすべて伝え
家の大きさ、間取り、構造上不可能なこと
初歩的な知識から細かなところまで 一つ一つ教えてもらいました。
その時に あることに気づかされました。
夫婦である私でさえ
「わからない」という一言を
伝えるのは すごく勇気が必要なんです。
じゃ、お客様からするとどうだろう?と考えたら
言いづらいのは当たり前なんです。
もしかすると
「伝えれないまま」 家づくりが終わってしまっているのではないかと…
ならば 私たちは本当にキチンと
お客様と向き合い
声にならないお声に気づけているのか…
まさに今、私がいる立場は
「お家を建てるお客様の気持ち」を
経験させてもらっているではないかと 気づいたのです。
さあ、大きな気づきを得れば私はガンガンといきまっせ!
家づくりをする上で
素人にわかりやすく教えて欲しいと
旦那さんにお願いをして
「説明がわからない。意味が伝わない」と
嵐のように質問攻めです。
しまいには土地まで行き
紐で家の大きさを 示してもらいました。
それぐらいしないと
素人にはわからないことだらけです。
夫婦でありながら プロの職人と素人の立ち位置です。
うまくいかなったこともたくさんありましたが
この経験があったからこそ
お客様の気持ちやお声を
もっと大切にしたい思いが強くなりました。
「家づくり」は
夢や思いをたくさん描き希望に満ち溢れています。
そこには 見えない不安が隠れているんだなと
知れたのが大きな学びです。
ふじもと建築は
一人一人のお客様の想いを大切にし
ご家族の皆様が幸せに暮らせるお手伝いを
させてもらいたいとおもっております。