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「暮らし」から何を感じる…

blog2022.04.22

ホンモノの木だけを使い 素材を大切にする

自然を愛する人のための家づくり

滋賀県米原市にある

ふじもと建築です。

 

新しい家で四季を過ごし終えた今。

ゆっくりと振り返ってみようシリーズをお伝えしています。

 

 

前回は「家づくりのプラン」

https://kazunoie.jp/blog/2022/04/id_891

そして今回は「暮らし」についてお話します。

以前は築100年の昔ながらの家に住んでいました。
強風になれば、窓はカタカタと音をたてて
あらゆる隙間から風が届きます。
暖をとっても どこか寒さを感じる家でした。
プライベート空間を確保することも難しかった
田の字で作られた家でした。
家族7人が肩を寄せあい過ごしていた時間は
私たち家族にとって、とても貴重な宝物です。
皆さんは 「暮らし」に どんなイメージを抱きますか?
私が「暮らし」で 大切にしていること。
「四季を感じながら、人と人が繋がれる空間」です。
そして
「ちょっと不便さがあってちょうどいい」 と思っています。
快適すぎてもダメ。
不便すぎてもダメ。
人がちょっと手を加えることで
「暮らしが快適になる」と実感したんです。
だからこそ
あえて「快適」とされる空間は作らず
人々が触れ合うことで
会話がうまれ 「暮らし」を肌で感じることができる
空間づくりをしています。
四季を感じれる大きな窓。
季節によって届く風や音は様々です。
春に届く風は あたたかな風の中にどこかしら冷たさを感じます。
夏の風は
風鈴の音色を響かせ
ほてった身体に
涼しい気分を届けてくれます。
秋は
虫の音楽隊がたくさんの音色を奏でてくれ
秋の夜長を楽しませてくれます。
冬は静まり返った地面に
深々と降る雪の音が
私たちを耳を傾けさせます。
今はネット社会となり
それぞれの世界が広がりつつあります。
だからこそ私たちが大切に考えているのは
人とつながり 四季を通して五感を感じ生きる暮らしです。
いつまでも、どんな時代になっても
人は人らしく暮らし続けていたい。
今目の前にある景色をながめ
何を感じるのか自分に聞いてみることも
必要かもしれませんね。
ふじもと建築は
家づくりや環境、 これから未来へ続く地球を大切にしたいのです。
今、私たちに出来ること。
できるだけ新建材を使わず、 廃材やプラゴミを出さないように 努めています。
あなたは今、何を感じて暮らしていますか?